本サイトではおなじみのセイントバードほたさん(山本ほたて_mar)。
「初心者向けにこういうの書いてみたら?」というアイデアをもらいました(それは機会を改めて書きます)。
それについて話していたときのこと。

そもそも一番最初に覚えるアルカナはバードがおすすめと思ったりしてるんだがw
マビで「最初に覚えるアルカナは何がいい?」と質問したとしましょう。
十中八九「ダークメイジ」と返ってくると思います。
アルカナ自体が使いやすく、装備のコスパも高く、お手軽に強くなれます。
いわば私の発言はマビの常識に逆らうものです。
しかしながら、ほたさん。

正しいと思う
どうして私達は初めてのアルカナにセイントバードをおすすめするのでしょうか?
※本稿は、私達個人の感想です。
ほたさんが初めてのアルカナにバードを勧める理由
ほたさんの上の台詞は、正しくは次のとおりでした。

バードは基礎が上がるから正しいと思う
以下、ほたさんの発言そのまま。
この点、私もそっくりそのまま肯定します。

特に重要なのは「生き残るために何をするか考える」癖がつくことだよ
バードであってもなくてもですが。
どんどん上手くなっていく人は、失敗すれば原因をあれこれ考えて攻略する癖がついています。
バードならその癖がよりつきやすいという話です。
ただ、ほたさんはほたさん、私は私。
私はもっと実利的な観点からの理由を以下に列挙します。
私が初めてのアルカナにバードを勧める理由
セイントバードは装備的なハードルが低い
セイントバードの装備は他アルカナに比べると安く揃えられます。
正しくは他アルカナよりは、かけたお金以上の活躍ができます。
私にしろほたさんにしろヒーラー装備は下リンクに紹介したものと大差無いコスパ重視です。

さらにコスパ重視の演奏装備を揃えればグレンベルナ太古の冬でもブリーレフでも戦力として働けます。
しかしアタッカーの場合はそういうわけにいきません。
コスパがいいとされるダークメイジでも、もっとお金がかかります。
上記のバード装備を揃えるお金でエンチャ・細工・7段改造済のルイン杖は買えません(多分)。
さらにブリアン手など各部位の装備も、それに施すESや細工のお金も必要です。
ざっくり、

エンドコンテンツまでみるならセイントバードのコスパは高いです
この差は、次の点に起因します。
アタッカーに求められる役割は、言うまでもなく「火力」です。
火力は装備に大きく依存しますので「お金=火力」の図式でもあります。
一方、バードに最低限求められる役割は治癒・支援。
- PTヒールをする
- 生命のベールを張る(ダメージ軽減、ダウン・硬直免疫)
- 浄化の鼓動を焚く(ライフ・マナ・スタミナ回復、ダウン・硬直免疫、敵行動妨害)
- 崩壊の波動を打つ(最強デバフ)
1のヒールは高ければ高い程いいのは火力と同じです。
ただアタッカーほどに装備の優位性はありません。
タイトル・細工・装備などで総合的に一定以上のヒール能力が確保できれば、それで足ります。
大事なのは2~4。

これらは全て「セイントバードのアルカナスキル」だよ
どういうことかというと、
例えばオハードみたいな高性能2次タイトルを持っていることより、

セイントバードアルカナリンクレベル10であることが大事ってことだね

かつ、それで足りるってこと
廃人PTなら70%こえる演奏やアタッカー以上の火力が求められたりします。
しかしこれらはプラスアルファにすぎません。
私達な並ミレシアンのPTなら、バードとして最低限のことをこなせるなら装備低くとも足ります。
注意したい点は、

装備に拠らないということは、中の人に拠るということだからね

知識・経験・センスが求められるので、ある意味ではアタッカーよりハードルが高いかもしれません
「一番最初にバードを」というのは、この点を踏まえてなのもあります。
セイントバードはエンドコンテンツで貴重
ここ1~2か月で急速に太古人口が増えた気がします。
さらにブリーレフ人気も熱を帯びてます。
その一方で、

バード不足が深刻なんだよ……
私がかつて太古チームを作ったときは、たまたまほたさん・チュリサさんという専業バードに恵まれました。

しかし2人のどちらかが休むとなると、ヘルプ探しにてんやわんや。
特にほたさんが本来の自分のチームに専念すべく固定を脱けるときは、交代メンバー探しに苦労しました。
見つからなかった場合に備えて、私がバードを始めたくらいです。


エンドコンテンツで通用するレベルのバードは、アタッカーと比べてはるかに少ないです
もちろん中の人のPSによりますが……。
もしグレンベルナHD・太古固定(チーム)に入りたいなら。
さらにはブリーレフをやりたいなら。

バードの方がアタッカーより誘われる可能性が高いです
あるいは自分がバードできるなら人を集めやすいです。

私も今はバードで太古やブリーレフ行くことがほとんどだよ
私の場合、やりたくなかったけどチームのために渋々始めたバードでした。
しかし皮肉なことに、チームを辞めてから生きるための糧になってます。
セイントバードは演奏で地位向上

セイントバードの地位を一気に引き上げたのが7/16アップデートだよ
このアップデートにより、大打撃を被ったのがダークメイジ。

従前(以上)の火力を出すにはヴィヴァーチェによる演奏バフが必須になりました!
弱体化と呼んで差し支えないでしょう。
「演奏装備あれば強化じゃん」と言う人も少なくないですが、それはつよつよのガチ勢にとっての話。
メイジの少なくない数が、私みたいなふわふわ遊びたいだけのライト勢。
演奏装備持ってないし揃えるお金もないのに一緒にされても困ります。
しかしPTにセイントバードがいれば、この問題は解決します。
バランス調整:セイントバード
■「セイントバード」の10段階リンクボーナスに新しい効果を追加しました。
・音楽知識素晴らしい/神がかった演奏比率効果が10倍で適用されます。
・音楽知識素晴らしい演奏比率の合計が350以上の場合、100%の確率で素晴らしい演奏が発動します。
・音楽知識神がかった演奏比率増加の合計が120以上の場合、100%の確率で神がかった演奏が発動します。
※音楽知識素晴らしい演奏比率の合計が350、音楽知識神がかった演奏比率増加の合計が120以上の場合、神がかった演奏が優先的に発動します。
※「セイントバード」のアルカナリンクボーナス効果の説明順序を一部変更しました。■「セイントバード」の「浄化の鼓動」スキルの魔法攻撃力影響度を既存の「5~9」から「2.3~4.1」に変更しました。
ざっくり、
「ちょっとの装備」による、セイントバードの神がかった演奏発動率を見てみます。
- 神がかった演奏比率3 51.67%
- 同比率6 67.78%
- 同比率12 100%(デモグル比率6+アクセ×2) 100%
※「素晴らしい演奏比率」細工がついてないことが条件
※計算参考サイト:Dalet Blog「音楽バフ装備ガイド」
比率3でいいなら細工R1ヘイローを初心者の細工道具で比率2がつくまで回します。
適当なアクセを初心者の細工道具で比率1がつくまで回します。
これで合計3となり、1Mもかかりません。
メイジが自分で演奏する場合、普通演奏特化で魔法攻撃力50%出るなら高い部類にあたります。
一方でバードならヴィヴァーチェ魔法攻撃力60%~にはしている人が多いです。
さらに演奏効果時間も長い。
エンドコンテンツは当然として。
テフやバスでも、安定して神演奏が受けられる上に煩わしい演奏管理から逃れられるのは大きいです。

装備揃ってないなら、自分で揃えるより演奏バード誘った方がいいと思うよ

演奏装備揃えるのはお金かかるしね
セイントバードはソロでも案外戦える
実のところですが、

セイントバードはソロでも案外戦えるよ
特に現在行われている「虹の果てを探して」イベント。
ソロでレプラコーンの出る対象はウルラ上級HD、テフドゥインイージー&HD、クロムバス0~30。
私はバードで回ることが多いです。
演奏やベールなどの観点から、その方が回りやすいので。
というか、そもそも誤解があって。
「バードだから火力ない」というのは真じゃありません。

火力はアルカナもですが装備にもよります

そのレベルくらいまでなら、揃えるのに大きな費用はかからないよ
もし魔法で回るなら、まずは「年代紀ミッション」のケル杖をもらうのがおすすめ。
あとは安いのでいいので魔法攻撃力の上がる装備とマスタリ細工を揃えます。
例えば私が別垢サブに買ってあげたファイアマスタリ細工15頭は女性用でも2Mでした。
これでもかなり強くなります。
コスパの高いお手頃装備を揃えるだけでもソロに必要な火力は十分みたせます。
セイントバードは採集に便利
実はですが、

セイントバードは採集に便利です
これは神がかった演奏比率アクセを持っていれば「豊作の歌」を当たり前に神演奏出せるから。
採集速度がそれだけ早くなりますし、効果時間も長くなります。
育成序盤だと細工のついた採集道具を持ってる人は少ないですから、効率が全く違ってきます。
将来アタッカーをやるとしても糧になる
冒頭のほたさんによる推しポイント「バードは基礎が上がる」。
これに、私からアタッカー視点で加えてみます。
セイントバードの特徴として、

視野が広くなるよ
これは、2つの意味での視野を指します。
- 文字通り、戦闘フィールドにおける「目に見える」という意味での視野
- PT全体の動きを俯瞰する、戦術的な意味での視野

前者も後者も、バードならではです
死にかけた人がいればすぐさまヒール、死んだ人がいればすぐさま演奏&状態支援。
演奏時間の管理もしないとですし、できることならデバフやバフを入れていきたい。
PTの戦術を考慮し、PT個人にも全体にも画面のあらゆるパラメーターに注意を払い続けます。
その結果、視野が広くなるわけです。
私がバード始めた頃、ほたさん。

バードやると、誰がさぼってるかよーくわかるでしょ?

こわっ!
でも本当にそのくらい周囲が見えるようになります。
まとめ
私とほたさんで理由は異なりますが、セイントバードは意外と初心者に勧められます。
最終的には全アルカナをレベル50にすることにはなるのですが(ステータスが上がるので)。
将来アタッカーをやるとしても、その経験は必ず活きます。

本稿はあくまで、私とほたさん思うことにすぎないからね
ちゃんと記事の最初にも「※本稿は、私達個人の感想です。」と注意書きを入れてます。
「そんなことはない!最初に選ぶべきはダークメイジだ!」と思うなら、それはあり。
否定しようとも議論しようとも思ってません。
その上で、

もし本稿読んで興味湧いたなら、ぜひ最初にセイントバードにトライしてみてください!
他のアタッカーみたいにわーってやってバーンができないのよね